7.1.配列
配列とは、複数のデータをまとめて一つの変数で表したものです。
$kisuuという変数には、1、3、5、7の4個の奇数が入っています。
PHPで配列を表すには、array()を使用します。
2番目の奇数を表示してみましょう。(「3」が表示されます。)
[ ](カッコ)を添え字と言います。PHPでは、添字は、0から始まります。 データ(1、3、5、7)のことを要素といいます。
イメージとしては、下記のようになります。
配列の式は、下記となります。
$kisuu = array(0=>1, 1=>3, 2=>5, 3=>7);
添え字と要素の間に「 => 」を入れて、「 添え字 => 要素」と書きます。
添え字が、0から始まる整数の場合に限り、添え字を省略することができます。
すなわち、 上記は、 $kisuu = array(1,3,5,7); と書いても同じです。
個別に各要素に値を入れることもできます。
配列 $kisuu の内容は、下記となります。
1、 3、 9、 7
いろいろな配列の例。
要素には、数字の他、文字列等も入れることができます。
$youbi
Sun |
Mon |
Tue |
Wed |
Thu |
Fri |
Sat |
[0] |
[1] |
[2] |
[3] |
[4] |
[5] |
[6] |
$youbi = array("Sun", "Mon", "Tue", "Wed", "Thu", "Fri", "Sat");
要素に日本語も入れることができます。
添え字として、数字の他文字列も使えます。(添え字に日本語は使わないことをお勧めします。)
添え字の文字列は、引用符または二重引用符で囲む必要があります。
$youbi
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
['sun'] |
['mon'] |
['tue'] |
['wed'] |
['thu'] |
['fri'] |
['sat'] |
$youbi = array('Sun'=>'日', 'Mon'=>'月', 'Tue'=>'火', 'Wed'=>'水', 'Thu'=>'木', 'Fri'=>'金', 'Sat'=>'土');
要素に、文字列(日本語)、文字列(英語)、数字を混在できます。
$shohin
洋服 |
3000 |
50 |
black |
['name'] |
['price'] |
['zaiko'] |
['color'] |
$shohin = array('name'=>"洋服", 'price'=>"3000", 'zaiko'=>"50", 'color'=>"black");
下記は、array()を使わずに配列を作成しています。
$shohin['name'] = "洋服";
$shohin['price'] = "3000";
$shohin['zaiko'] = "50";
$shohin['color'] = "black";
- PHPでは、添字は、0から始まりますが、指定する時は、ゼロから始める必要はありません。
- 添字に文字列を使用するときは、 $shohin[name] ではなく、$shohin['name'] を使用します。
理由:[name] の添字は、未定義の定数です。
- 要素(値)は、文字列、数字、配列、オブジェクト等混在可能です。
- 添字も、数字、文字列を混在可能です。
- 添字は、順番になっている必要はありません。
- 定義済みの定数と変数は、引用符または二重引用符ではさむ必要はありません。
例)添え字に変数を使った場合。
$shohinという変数は、配列であり、中味は空っぽであること表しています。